蟹工船
1929年(昭和4年)に発表された中編小説。オホーツク海の過酷な環境下、カニの缶詰を加工する「蟹工船」を舞台に、出稼ぎ労働者たちが直面する地獄のような労働環境と、彼らが権利を守るために団結し、立ち上がっていく姿を描いた作品です。
出稼ぎ労働者たちは、資本家側の非道な搾取や暴力に苦しみながらも、次第に階級意識に目覚め、命がけのストライキを敢行します。
過酷な格差社会や労働問題をリアルに描いた本作は、2000年代後半に「ワーキングプア」の問題と重ね合わされて再び大ブームとなり、現在も国内外で広く読み継がれています。